生命の誕生という極めて神秘的なライフイベントを本来あるべき形で行うことを手助けするもの(30代・女性)

娘が生まれて2ヶ月がたちました。ヒプノ赤ちゃんに出会ってから今日まで、本当に夢のような日々を送っています。

講座の最後の「胎話」のセッションでは、自信満々の笑みを浮かべている赤ちゃんが「大丈夫!まかせといて!」と私に語りかけてくれました。あまりにも自信たっぷりなのでなんだか可笑しかったですが、それならばと、大船に乗った気持ちでお産に臨むことにしました。

お産は子宮口が開くまではあっという間だったのですが、その後なかなか赤ちゃんが降りてこず、何時間も分娩台の上で頑張らなければならない状況になりました。モニターを通して聞こえてくる赤ちゃんの心音が、分娩室中に響きわたっていました。そして陣痛の波がくるとき、その鼓動はひときわ大きく響きました。娩出期が長引くことで通常なら弱くなることの多い心音が、あまりにもドックンドックンと力強く響くので、助産師さんが驚くほどでした。まるで私に「お母さん、いまだよ!一緒に頑張って!」と言ってくれているようでした。何度も、何度も赤ちゃんからの合図をもらい、そのたびに赤ちゃんと力を合わせてがんばりました。胎話で「まかせておいて!」と自信満々だった赤ちゃんそのままに、「その調子!もう少しで出てくるから、がんばって!」と言ってくれている声が聞こえてくるようでした。

そして娘はヒプノ赤ちゃんのコースを修了した約10時間後に、「待ってました!」と言わんばかりに元気な産声を上げて生まれてきました。修了証を手に記念撮影をした約一時間後に陣痛が来たことは、偶然ではないと思っています。ヒプノ赤ちゃんは、単に痛みを和らげるといった実践的なテクニックにとどまるものではなく、生命の誕生という極めて神秘的なライフイベントを、本来あるべき形で行うことを手助けするものであると私は思っています。十分にイメージトレーニングや呼吸法の練習ができていない状態でのお産となりましたので、お恥ずかしながら「痛い痛い」と弱音を吐く自分がいましたが、生まれてくる赤ちゃんとの絆を強く感じながら出産できたことが、本当にうれしかったです。

出産から2ヶ月たった今も、茶目っ気たっぷりの元気な女の子っぷりを存分に発揮してくれています。出産という女性にとって最大のライフイベントを、リラックスして心から満足できる形で行えたことを、本当に嬉しく思っています。

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